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みらくるにあふれるかんじょうをかけたら。

わたしが宮城で感じたこと~ARASHI BLAST in Miyagi~

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読書感想文みたいなタイトルだけど…笑

前回に続いて、こっちではコンサート本編について書きたいと思います。

コンサート以外の宮城でのお話はこちら。

 

garm5-top-f.hatenablog.com

 

今回の宮城でのコンサートは人によっていろんな感想を持たれていると思いますが、あくまでこれはわたしの感想ということで…よろしくお願いします。笑

 

まず、セトリ通してのコンサートの内容から。

 

最初は伊達政宗や七夕まつりなど宮城のいろんな特産物のイラストを交えた映像でメンバーが1人ずつ紹介されていき、コンサートがはじまった。 1番最初はあの嵐の字をモチーフにしたキャラクター(確か名前は嵐くん)がハワイの海にいるところから。なるほど、去年のハワイでのBLASTと宮城のBLASTは完全に個々のものではなく繋がっているんだ、わたしの中でそういう認識を生んだ。

1曲目は“ワイルドアットハート”。ここから徐々にコンサートが加速していく。“PIKA☆NCHI”、ギラギラしてて楽しかった。結構序盤なのにも関わらず、“青空の下、キミのとなり”で相葉くんが汗びっしょりだったのは驚いた。笑 けど彼らしい。 “じゃなくて”は行けなかったコンサートの相葉くんのソロ曲だったので見ることができてとても嬉しかった。そしてとってもCUTE♡ にのソロ、こちらも初見。改めてすてきな歌だなと感じた。今年の夏、Jr.によるEXシアターでのサマステで聴き、バンド形式もいいなぁと思ったけれど、やっぱり“Oh Yeah!”はこの5人のものだと思った。“言葉より大切なもの”はいつもと違ってリーダーの出だし、音取れてなかった。でもそんなの関係ない!って”あるからー!”って叫んだ。“Zero-G”はやっぱテンション上がる!!! そしていつも聴いているものとは全くの別物だと感じた高校生との“感謝カンゲキ雨嵐”。こんなにも優しい歌だったんだなと思った。泣いた。初めてこの曲聴いたときは、“泣きながら生まれてきた僕たちはたぶんピンチに強い”という歌詞におもしろみを感じてしまったけれど、今ならこの歌詞の意味なんだかすごく理解できる。MCは嵐らしい平和な空気が漂っていて和んだ。“嵐×宮城メドレー”は、コンサートでわりと定番の曲を宮城伝統の“雀踊り”とコラボさせて、みんなで宮城を楽しもうというのが嵐らしくて楽しかった。初めて自担の背中を見ながら踊るというとても貴重な経験をした“GUTS!”。あんなにきちんと踊れた“GUTS!”は初めてだった。笑 “ファイトソング”、あんなにちゃんと歌ったのって今まであった?笑 MJソロは気づいたら隣のお姉さんと「潤くんかっこいい…」とハモっていた。ほんとにかっこよかった。歌詞がまさかの新しいものになっていた翔ちゃんソロ。翔ちゃんが新しく届けてくれるメッセージにとてもわくわくした。だがしかし、わたしはこの場所では歌詞の内容を深読みすることよりも、この場を楽しむことを優先した。おーちゃんの“Two”はシンプルで派手さはないが、それがまた良さを引き出している。羽根が下から出てくる演出はアーティスト大野智に神秘さをプラスしていたように思う。“Sakura”の水柱の上に炎があるという演出にはとても驚いた。そしてセンステで踊る5人に今までより大人な嵐というものを感じた。やっぱり原点の“A.RA.SHI”はいいなあ…しかし、なぜか少し新鮮に感じたのは自分でもびっくり。“果てない空”は潤くんに言われた通り、空を見て聴いた。わたしたちに降り注ぐ光は星と月という世界で“果てない空”を聴くのは とても贅沢に感じた。そして、この空の下にわたしも嵐もみんないるんだと実感して、なんだか心がとても安らいでいた。5人に目線を移すと、何かに届くようにというような表情で歌っていたようなのがとても印象的だった。本編が終わり、アンコールでの3曲。映像からはじまる“愛を叫べ”は、HAPPYで溢れていた。“エナジーソング”はただ楽しい。最後の”ユメニカケル”には嵐の今、そして未来が込められているように感じた。

 

 

 

で、わたしが本当に言いたい、

今回のコンサート全体で感じたことはここから!!!

 

まず、

・“嵐のコンサートで1番いい席とはなんだろう?”

こんなこと書くの、今思うとがめついな…と思ったり、すごく個人的なことにも思えたりもするからちょっと気がひけるけど、でも感じたことだから書くことにする。笑 

一般にいい席、所謂“神席”とはアリーナのことを指すと思う。実は今回、嵐コンで初のアリーナ席だった。今回のコンサートは今までと比べると比較的アリーナは多かったのかな…?  で、アリーナになると、やっぱり気になるのはメンバーがどれだけ近くに来てくれるかということはわたしだけではないと思う。どれだけメンバーが近くに来てくれるのか、はじまってみないとわからないとは思いながらも、どこかでちょっと期待している自分がいた。

コンサートがはじまった。しかし、あまり前に来ない。わたしはメインステのサイドの前あたりだったのだが、嵐のメンバーは後ろへ後ろへ行こうとしている(バクステ方面)ようにすごく感じた。とは言ってもやっぱり全く前に来なかったわけではないし、メインステも双眼鏡使わなくても頑張れば肉眼で見えるのですごく贅沢言ってる。ごめんなさい。多分、夏にサマステ*1行きすぎて、前の方の席=近いという考えになっていたのもあるのかもしれない。でも、嵐がやってること、今までのトロッコやフロート、さらに今回新しく導入されたシステムは3Dフライング*2や、MJソロのときのワイヤーで吊られた潤くんがまるでピーターパンのようにいろんなところを浮遊しまわる演出にはやはり、少しでもファンの近くに行こうという精神を感じたし、会場のどこにいる人たちのことも盛り上げようとしているように感じられた。本当に。言うと、前の方の席の人よりも遠くの人たちのほうに自分たちからもっともっと近づこうとしているように感じられた。“おまえらは近くで見れてるからいいだろ?”と言われているかのように。(決して嵐はそんなこと言っていないが。)嵐としては、平等に少しでも近づけるように考えてくれているのかなと思った。実際問題、平等とはとても難しいことだけど。そういうことから考えていると、正直、アリーナって本当にいい席なのかな? という疑問を持った。いや,それは否だと思う。これが今回わたしが経験して感じた結論である。アリーナ=所謂“神席”ではない。*3 席の場所なんか関係ない。じゃあ、天井席でほぼ豆粒でもいいの?と聞かれたら、それは決してそういうことではないんだけど。なんだか矛盾してしまうけど。アリーナ入ってそういうこと言うなよと思われるかもしれないけれど、決して嵐のお客さんへの接し方を非難しているのではなく、わたしはそういう精神である、そういう風に感じさせてくれる(少なくともわたしはこう感じた)嵐がやっぱりすきだなと思った。

まぁ、隣の芝生は青いという言葉もあるから、わたしが無意識のうちにそう見えてるだけかもしれないが。

 

次に、

・メッセージ性が強いコンサート

BLAST in Miyagiを終えてわたしが連想したコンサート、それは2007年のTime〜コトバノチカラ〜である。わたしはTimeコンには行けていないのでDVDを見ただけだが、最後の挨拶の部分がとても印象的なコンサートで、今回も最後の挨拶がすごくメッセージ性の強いものだったからかなと思う。いつも、コンサートの挨拶では明日からまた頑張ろうと思わせてくれるメッセージをくれるけれど、今回の宮城でのコンサートはやはり東日本大震災を踏まえてのもの。当然、5人のメッセージは宮城の人、そして全国、いや世界から来ているファンにいつにも増して、力強い、そして心強いものだったように感じる。

翔ちゃんが「…嵐を通じて52000人の、少なくともこれだけの仲間がみなさんにはついているということです。もう、もうあんな悲しい思いはしたくないから。…」と言った。東北の人は嬉しいだろうなぁって、わたしは嵐でもないし、東北の人でもないから、第3者的な立場で聞いてるような感じだったけど、わたしも嬉しくて泣いた。わたしもその仲間になれること。ほんとに翔ちゃんの言うとおり。みんないるから。みんな味方だから! だから、きっと乗り越えられるよって。また、翔ちゃんの東北に対しての強い気持ちがそこから窺えた。おーちゃんからはいろいろあったけど、「…みんなと触れ合えるコンサートが一番大切なんだと改めて実感しました。僕ら嵐とずっと共に歩いていきましょう。…」とやっぱりコンサートが一番大事なんだなって挨拶から感じ取れた。相葉くんはね、震災のことには触れなかった。でもその中で印象に残った言葉、「…自分の中で軽い目標を立てるんだけど、それが、どんなことがあっても去年の自分に負けないようにっていうので…この2015年、宮城でライブやって、もうね勝っちゃいました。3ヵ月残して勝っちゃいましたよ!…」わたし、これできてるかな?って自分のこと振り返った。そして、自分もこうやって過ごせるように頑張ろうと強く思った。にのは言葉の選び方がほんとにの。「…空を見るよりゲームがしたいって思ってたし、大自然の空気を吸うなんてそんなの時間の無駄だと思ってました。いやぁー、でも空を見上げてる自分がいました。大人になったと思います。…」言葉のチョイスは少々失礼なところもあるかもしれない。でもひとつひとつ正直な言葉で本心で。でも、それが嵐になったことで変わったんだなあと思った。人間ってそうやって変われるんだ、すごいなあって思った。「…まあ当たり前に来る明日っていうのが環境だったり状況だったりが変わって、みんなの中で明日の価値観が変わってしまったと思うんだけど。それだけすごいことが起きたってことなんだよね。だからこう、今日が終わっていく、また来る明日に感謝して。いい次の日を、次の日を、次の日を。歩んでいけばまた僕らと一緒に、今日という楽しい思い出を作れると思います。…」次の日を、次の日をって言うところ、すごくゆっくりで言葉を選びながらっていうのがすごくわかった。にのなりに震災のことに触れる。でも、震災って言わずにすごいことって言う、こんな話口調はこの人にしかできないなあって感じた。そして優しいエールの送り方だなと思った。潤くんは全部に感謝していた。もちろん他のメンバーが感謝していないという意味ではない。何事に対しても“ありがとう”という感謝の念で表現しているのがほんとに多いなと感じたから。「…久しぶりに会えた人もいるだろうし、初めての人もいるだろうし、全国から来てくれたみなさんありがとう。…」って言った部分、今思ったらこれ、嵐のコンサートで嵐にってことだと思うんだけど、わたし個人的にこのコンサートで宮城の友達と久しぶりに会えたから、勝手にこれは嵐ファン同士がってことかと思った。(ごめん潤くん)  そして「…みんな同じ空の下で繋がってる、僕らがいる、ファンのみんながいることを忘れないでつらいとき苦しいとき生き抜いてほしい…」これがほんとに潤くんが言いたかったことだと思う。4年前(震災当時)と変わらず*4、このメッセージを強く伝えたかったんだと感じた。

言い終わった後、涙になっているメンバーが多かった気がする。ほんとにそれだけ強い思いがあったんだと思う。このあとの“果てない空”のメンバーの表情はとても素敵だった。5人の挨拶はとても優しく、しかしとても力強いメッセージだった。(本人たちの言葉はあくまでニュアンスで!)

また、東北の人への思いはセットリストの中にも随所に見られたようにわたしは感じた。2007年以降8年ぶりに東北に来ることができた嵐。おまたせ、やっと来れたと本人たちも言っていたが、8年間東北の人に見せることが出来なかったステージ。それをなんとか取り返そうと作っていたステージだったのではないかと思う。その一つがソロ曲は2008以降から2014年までの曲から選んでいたところ。相葉くんは2011年の“じゃなくて”、にのは2013年の“20825日目の曲”、潤くんは2010年の“Come back to me”、翔くんは2008年も“Hip Pop Boogie Chapter Ⅱ”*5、おーちゃんは2012年の“two”。見事に別々の年から選んできている。

また、双葉が芽を出して…という映像が進んでいたにも関わらず、途中から巻き戻しされはじめ、それとともに嵐5人も巻き戻されるかのように動くダンスがあった。そしてはじまったのが“Endless Game”から“Believe”~“ Monster”~“Your eyes”~“One Love ”~“Breathless”につながるメドレー。これらは2008年以降、メンバーそれぞれが主演したドラマ・映画の主題歌になった曲である。これはわたしの勝手な解釈だが、双葉が芽を出していた映像が巻き戻される→現在から過去に少し戻ってみよう。東北を離れてからメンバーそれぞれこんなことをやってきたよと、やっぱり来れなかったときの分を教えてくれている、活躍を見せてくれようとしているのかなと感じた。(もちろん、ファンであれば知っているとは思うが、改めて“東北”というものを意識して丁寧に見せてくれてくれようとしているような感じがして嬉しかった。) アルバム曲ながらも“Zero-G”をやってくれたのは、8年分の思いを込めて作る中で、2014年の要素をいれようとしたからかなと(ソロ曲には2014年のはなかったし)。でも、嵐は必ずしもこんな思いで作っているわけではないと思うから、あくまでもわたしの解釈。深読みしすぎかな…。笑

また、今回のセットリストにあった曲自体も元気をもらえるような曲が多かった。今までのコンサートは楽しい!!!!!って行く前から”楽しい”っていうものが当たり前にあって、その勢いで楽しんでいる感じがあるのだけれど(言葉にするのが難しい!) 、今回も“楽しい”だろうなっていうのはあるんだけれど、やっぱり東日本震災というものがあって…それを経てのコンサートだったから、それを一つのフィルターとして通して見ちゃってることが多かった。すると、それぞれの歌詞をひとつひとつ考えながら、噛みしめながら曲を聴いてることが多くて。改めて嵐の歌の良さに気づけた。日ごろから、元気もらってて、それがもう自分の中で普通になっちゃってたんだけど、新鮮に感じられた。心地いいっていうのがわかった。そういえば友達のお母さんが、復興市場で同じベンチに座ってたお兄さんが、彼女の影響で嵐の曲を聴き始めたけどとても聴きやすい、楽に聴けると言っていたと教えてくれた。お兄さんが言っていたのはそういうことだったのかな。特に、高校生との合唱の“感謝カンゲキ雨嵐”や空を見ながら“果てない空”を聴いたとき、改めて嵐の曲のメッセージのよさに触れることができたように思う。

 

 最後…

・嵐というグループが担っているもの

翔くんかな?がMCか挨拶中のときにこのようなことを言った。“僕らを通してみんながここに来てくれることで東北を元気にすることができる” 完全にニュアンスだけど。そのとき、ふと私が感じたことは“あぁ、嵐はもうそういうグループになってたんだな…”と思った。嵐は決して自惚れてることはない謙虚なグループだから、嵐のおかげで…とか言われるといやいやいや…って言うと思う。でも、今回の場合は自分たちがもうそういう位置であること、ポジションであることを自覚してる。この言葉が相応しいのかわからないけど自負してる。ただアイドルとしてコンサートをし、ファンを喜ばせるのではなく、ある種の社会的な役割をも担っているグループになっていたんだ、なってしまったんだと感じた。自分たちがここでコンサートをやることで東北に人が来てくれる、そして東北の人たちを元気にできる。自分たちが外から来る人と中にいる人を繋ぐパイプになるということ。

そして、高校生との合唱で“感謝カンゲキ雨嵐”を歌ったとき画面に出た、“頑張ってるよ”という内容を書いた東北の人からのメッセージ。これ見てたら涙が出た。そして、もちろんまだ完全には復興できてはいないし、全員がそんな気持ちではないと思うけど、東北の人が一歩一歩前に向かって歩いているのがわかって嬉しかった。と同時に嵐を通して伝える、伝わるっていうかたちがあるんだって思った。嵐がその一つの媒体っていうか、フィルターになりうる存在っていうことが、言ってみたらアーティストってみんなそうなのかもしれないけど、今回その役割が特に大きかったんじゃないかな。これはいいことでも悪いことでもどっちでもないと思う。でも、今回、嵐のおかげで東北の人からのメッセージを受け取ることができたと思う。それを担うようになるくらい、嵐は人気と実力があって大きいグループになったんじゃないかな。

 

 

ということがわたしの言いたかったこと。史上最大級に長くなったけど。

もっと早くまとめたかったけど、 丁寧に書きたかったから、何日にもわけて少しずつ書いた。書きたいこと、全部書いたと思うけど書き残したことないかな…? とりあえずここで区切りつけることにする。

語彙力ないし、うまく表現できてないかもしれない。とても稚拙な文章だ。でもこれがわたしの感想。

いいことしか書いてないって、そんなことしか書けないって思われるかもしれないけど、ほんとにそう思った。

 わたしはJr.のコンサートも行ったりするけど、Jr.の場合は終わった後、ああほんとにその人がすきだ!!!ってなって終わる。もちろん、それはそれで間違ってないと思う。でも今回の嵐はすきだ!!!ってなるけど、それ以上になんか与える影響が大きいというか、全体にあたたかいものを感じて、心が豊かになったような気がするし、今までより人にやさしくなれた気がする。自分の内面までも大きく変わった気がする。

宮城がはじまる前はいろいろあったけれど、ほんとに嵐がだいすきだ、嵐はわたしの大切なものの中心だと改めて気づかされたコンサートだった。

ほんとに行ってよかった。帰ってきてからはとても満たされた気分です。

嵐最高!!!!!

*1:EXシアターで行われていた松島聡マリウス葉、ジャニーズJr.によるサマーステーション

*2:5人で1つになってまとまって吊られたままアリーナからスタンド席に移動する装置

*3:※嵐のコンサートの場合は

*4:挨拶で潤くんが「2011年震災すぐの頃、東北にいるみなさんに言ったんだけど…」って言ってた。被災地に送られたはがき?かな?

*5:今年新たにアレンジを加えているが