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みらくるにあふれるかんじょうをかけたら。

“彼ら”について -2.世界が変わる-

前回が思った以上に長くなってしまったことに自分でも驚いている。

読んでいただいた皆さん、ありがとうございます。

今回はそんなに長くならない…予定。

前回は山田涼介くん、Hey!Say!7そしてHey!Say!JUMPのファンになった話を書いた。

 

garm5-top-f.hatenablog.com

 

続き。

 

実は中学3年生になって、Hey!Say!JUMPと同時に気になるものが出てきてしまった。その年の4月に新しいバラエティ番組が始まった嵐である。そのバラエティ番組、“ひみつのアラシちゃん*1は確か花男などでなんとなく嵐を知っていて、家族で見てみよっかということになり初回から見ていた。そして、その番組を通して徐々に嵐っておもしろい!!!と思い始めた。ちょうどその年の7月、映画“花より男子F”が公開され、2年前のドラマ“花より男子2”がだいすきだったわたしは当然映画も見に行った。正直、そのとき、松本潤くんがそこまですきじゃなかったけれど、映画を観に行って松潤いい!!!となった。また、その年は北京オリンピックの年でもあり、キャスターとして櫻井翔くんを見る機会もTVで“風の向こうへ”を聴く機会も多かった。ドラマ“魔王”も放送され、大野智くんの演技に家族みんなで惹きつけられた。そして、嵐の別のバラエティ番組“嵐の宿題くん”もいつのまにか見るようになっていた。相葉くん、松潤、にの、おーちゃん、翔くん、どのメンバーもそれぞれ個性があり、またそんな5人の仲の良さはわたしたちを魅了した。Hey!Say!JUMPがすきでポポロを買って嵐のページを読んだときはグループ内でおしりを触り合うという話をしていて、なんだ?このグループは!?と思ったのに…笑

こうして、嵐にどんどんのめりこんでいった。家族も嵐がすきになった。

 

また、クラスに嵐ファンの子がいた。特に仲がいいというわけではなかったが、彼女がわたしの後ろの席になったとき、嵐の話でとても盛り上がった。そして、彼女にこうアドバイスされる。「来年コンサートに行きたいなら*2、FCに入っといた方がいいよ。」  こう聞いたわたしは帰ってから、その日の夕食時に親に嵐のFCに入りたいという話を切り出す。するとまさかの出来事が…

「そう言うと思って、受験が終わってから行けるようにもう入っといたよ!!!」

お母さん…まじか!!! 嬉しいサプライズだった。きょうだいみんなで驚いた。そのあとは、嬉しくてずっとにこにこしてた。どうやら、母が前回の記事にも登場した同僚の人*3と話をしているときに、もう入っといてあげたら?とアドバイスされたらしい。今思えば、母もこの頃から嵐にハマり始めていたかもしれない。こうして、わたしの家も嵐のFCの会員になった。嵐にまた、ハマっていったのはわたしだけではなかった。仲のいい学校の友達もみんな嵐に興味を持ちはじめ、学校の行き帰りに嵐の話をするほどになった。

そんなあるとき、ふと本屋さんで相葉くんが表紙の雑誌*4を見つける。舞台“グリーンフィンガーズ”を控えた相葉くんのインタビューが載っていた。そのインタビューを読んで、わたしに雷が落ちた。

笑ってれば、いいことあるかなって」

確かその言葉に、相葉くんだ。わたしは相葉くんがすきだ、と思った。

それまでは嵐みんな、同じくらいだいすきだったけれど、もちろんみんなだいすきだけど、わたしは誰かと聞かれたら相葉くんだなと思った(親はZEROを熱心に見ていたから、翔くんがすきだとしばらく思っていたらしいが)。

この相葉くんの言葉によって、受験でしんどかった時期もあったけれど、笑ってればいいんだって思えることができた。それから、思いっきり明るくいようと思ったし、笑っていられた。

 

高校受験は、嵐に夢中になっていたりもしたけれどなんとか無事に終わった。

合格発表の日、ちょうどその日に発売された嵐のLIVE DVDを合格祝いに買ってもらった。

 

春休みに入り、わたしは2度目のHey!Say!JUMPのコンサートに行く。

今回は母と妹たちと行った。久しぶりに行ったやっぱりコンサートはとても楽しかった。

 

高校に入り、ここでわたしは嵐、ジャニーズをよりすきになる理由になったであろう、3人の友人と出逢う。彼女たちは今まで普通のただのファンであったわたし(今でも普通のただのファンだが)にいろいろなことを教えてくれた。

1人は高1のとき、同じクラスではなかったが(というか3年間同じクラスになることはなかったが)、共通の友人を通して知り合った同じ嵐ファンの友人。彼女とはしょっちゅう遊び、わたしは彼女によって今まであまり知らなかったジャニーズファンの深さを知っていく。そして、同じく3年間1度も同じクラスになったことはなかったが、クラスの子にあの子もジャニーズすきだよと教えてもらった友人。彼女はわたしと同じで、嵐ファンでもあり、Hey!Say!JUMP 山田くんのファンでもあった。そして、もう1人は2年間同じクラスで普通に仲が良く、今でもよく連絡を取る友人。彼女は嵐ファンではなく、また特に他のジャニーズのファンでもなかったが、とてもジャニーズに詳しかった。また、彼女とは去年からは普通に遊びに行くのだけでなく、コンサートや舞台も一緒に行くようになった。なぜ、去年からコンサートなども一緒に行くようになったかは後々わかると思う。

わたしたちが高校生になった2009年は、嵐がデビュー10周年を迎えた年だった。TVでも雑誌でも取り上げられ、嵐を見ない日はなかった。どんどん嵐の虜になっていった。そして、共通の趣味の友人がいるということはわたしの嵐に対するすきという気持ちをどんどん楽しいものにした。

またその年のバレーボールはNYC boys*5がサポーターを務めた。見に行くという発想は全くなかったわたしだったが、友人が一緒に行かない?と誘われたことで会場でNYC boysがパフォーマンスするのを見に行った。中山優馬くん、B.I.Shadowはザ少年倶楽部やアイドル誌を通して知っていた。特に優馬くん、健人くん、高地くんも同い年ということで、少し気になっていた。

そして同じ夏、わたしにとって3度目となるHey!Say!JUMPのコンサートに少し早い新学期の始業式が終わってから、母と妹たちと行った。

こうして、わたしは嵐とHey!Say!JUMP両方を応援していた。しかしそんなわたしに、選択を迫られるときがくる。嵐とHey!Say!JUMPのリリースが同時期にあり、高校生でバイトをしていないわたしには、どちらも買う余裕がなかった。

迷ったけれど、わたしは嵐の方を買うことにした。気がついたらわたしは、Hey!Say!JUMPより嵐に夢中になっていたのだった。

すると、友人から「ぐーり。ちゃん、山田担降りたの?」と聞かれた。別に山田くんが嫌いになったわけではない。山田くんもHey!Say!JUMPもすきだ。ただすきの順番が変わってしまったんだと思う。一般にそのことを担降りというのかもしれないが、わたしは担降りという言葉に違和感を感じた。だから、これが担降りというつもりは全くなかった。そもそも、このとき初めて担降りという言葉を知った。

中学生のときから念願だった嵐のコンサートは高1のとき初めて応募した…が、残念ながら落選だった。中学生のときの同じクラスの嵐ファンの子は、1年目は当たるよと言ってくれていただけにとてもショックだった。立ち直るまでに1週間かかった。そして、嵐の人気を改めて実感した。でも、友人に誘われ、グッズだけは会場に買いに行った。Hey!Say!JUMPのファンのときには考えもしなかったことだ、会場にグッズだけを買いに行くなんて。しかも、10周年という記念の年だからできるだけ欲しいと思ってしまい、グッズを買う量もすごく増えた。前はうちわとペンライトくらいあればいいやと思っていたのに。またグッズを買うために、売り切れを恐れて朝早くから行くというのもおもしろかった。前の日はとてもわくわくしてまるで遠足に行くみたいだった。グッズを買いに行っただけだったが、コンサート会場周辺はお祭り騒ぎな感じでとても楽しかった。

嵐のコンサートに応募して2年目はまさかの国立競技場での公演が当選した(母はまさか当たるとは思わなかったそうだ)。今までコンサートにうちわを作っていったことはなかったのだが、これをきっかけに友人にうちわの作り方を教えてもらい、初めてコンサートに手作りうちわを持っていくということをした。とても時間がかかったが、準備をするのはとても楽しかった。母と妹たちと遠征した初の嵐のコンサートは、初めてのことだらけで道中終始ずっとわくわくどきどきしていた。始まる直前はどきどきしすぎて、嵐に会いたいのに会いたくないという今まで味わったことない気持ちになった。始まった瞬間、感動のあまり号泣してしまったが、そのあとはとってもしあわせな時間を過ごせた。そして、もっといろんな人にも嵐の魅力を知ってほしいとも思った。

 

そのような出来事がありながら、わたしは嵐に関係する他のイベントにも友人たちと一緒に積極的に行き、楽しい高校生活を送っていった。Hey!Say!JUMPもすきだったが、ほとんど嵐一筋で過ごしていった。しかし、このときも先のことはわからなかったはずだ。

*1:のちに“ひみつの嵐ちゃん”、そして、嵐のバラエティ番組ではなくなってしまい、嵐からは翔くんだけが出演するバラエティ番組が始まった。

*2:その年の嵐のコンサートはもうすでに終わっていた。

*3:SMAPと嵐のファン

*4:確か舞台雑誌のBEST STAGEだったはず

*5:Hey!Say!JUMPから山田涼介、知念侑李、関西ジャニーズJr.から中山優馬、ジャニーズJr.のユニットB.I.Shadowの中島健人菊池風磨松村北斗高地優吾